呪われた携帯 | 今を生きる高校生

呪われた携帯

昔自分が使っていた携帯番号。

試しにその番号へ、電話をかけてみた事がある人もいるかもしれない。

 

「現在使われておりません…」云々のアナウンスが流れるならまだいいが

「もしもしー?」、全くの別人が出る事がある。


 

同じように、久々に友人や知人に電話をかけてみたが、別人の番号となっていた

そのような体験をした事がある方も多いだろう。

 

以上のことから分かるように、携帯電話の番号は使い回しされている。

 

昔の貴方の番号を、今現全くの他人が使っているかもしれないのだ。


そんな事、とっくに皆が知っている事実だ。

勿論、それは分かっている。

 

だが、ここで敢えて再確認させて頂いた。

 

この事を踏まえて、この話をご覧頂きたい。

 

 

 

 

 

呪われた携帯番号

というものの存在を知っているだろうか?

 

知っていようがいまいが、その言葉を見てしまえば

それがどのような性質を持つものなのかは分かってしまうだろう。

 

その通り、呪われた携帯番号という話自体は非常に想像する事が容易い。

呪われた番号を振り分けられた携帯電話の持ち主は、最終的に死んでしまうという

どこにでもあるような怪談話だ。

 

 

 

またぁ、そんな与太話w


 

 

 

 

と、鼻で笑うのはちょっと待って頂きたい。

 

 

この呪われた携帯番号というものは実在しているのだから。

 

しかも、一つ二つどころではない、数多くその存在が確認されているのだ。

 

そして、それを振り分けられたが為に不幸に見舞われる者が一時続出した。

 

この時、その事に気付く者が徐々に出始めた。

そうなれば、多少の騒ぎにもなるであろう。

 

少し察しのいい人間が気付けば、すぐに調べられてしまう程度の話なのだから。

これに危機感を募らせた某携帯企業が、関連会社にある機関を設置した。

 

その機関とは

【解約時に不審な点のある元利用者】これを対象とした調査機関だ。

 

 

それは一体何を調査するのか?

調査内容は、解約した理由や事情を調べ、調査対象に何らかの不幸が訪れていないかというものだ。

無論、何らかの異常がみられる場合のみの調査となるので

普通に解約しただけで近辺を調査されるという事は無い。

 

 

何故そのような事を行うのか?

もし、何らかの不幸にみまわれていた場合、もしその原因が携帯電話の番号にあったとしたら

その後当該番号を使用せぬよう、しかるべき処分を行うためである。

 

 

もし問題のある番号が見つかった場合はどうなるのか?

関係者によると、そうした番号が見つかった場合はリストに追加される。

そのリストに載った番号は、市場から姿を消すそうだ。

 

 

 

実は、調査員の1人が試しにそのリストに載った番号を使ってみた事があるという。

調査員は、次々起こる身の回りの不幸に恐れを抱き

番号を破棄し、彼は姿を消したのだとか。


その後の彼を知る者はいない。

 

 

因みに、このようにオカルト的な調査機関を設けている携帯会社は一社のみ

他数社に至っては、呪いの携帯番号は放置状態でいるのが現状である。

 

 

が、特定の番号を振り分けられた人間に不幸が訪れるというのは業界では通説となっているようで

対策をしないまでも、特定の番号のピックアップは成されているらしい。

関係者の身内は決してその番号が回らないようにする為だ。

 

 

勿論、この事を各社に問い合わせしてもコメント等は無い。

調査機関を設けている会社でさえ、そんな事が実際に行われていると知る人間は

極一部の限られた者のみなのだ。

 

 

尚、こうした番号を万一振り分けられてしまった際の判別法があるので紹介しておく。

携帯電話番号を変えた直後から、このような現象に見まわれたという方は

早急に番号変更する事をお勧めする。

 

以下の項目全て、携帯電話番号の変更直後からの現象である。

 

新しい番号になってから、自分の知らない番号から頻繁に電話がかかってくるようになった。

その内容は無言電話だったり、妙な音が流されていたりする。

常に携帯を触っていないと落ち着かない、携帯が身近に無いと不安になる。

番号変更後、周囲の人間から「変わった」と言われるようになった。

喉が渇きやすくなった。

身の回りで不審な事が起こるようになった・増えた。

 

大まかなところで説明すると、このような感じになる。

 

要するに、携帯電話番号を変更してから、携帯にまつわる事で不審な事が起こったり

周囲が貴方の変化を訴えて来たら黄色信号だという事だ。

 

そして、もしそれらが悪化するようであれば、先ほども述べた通り

早急に番号変更する事をお勧めする。

 

 

因みにこの判別法は、前述した調査機関の発足の要因ともなった

被験者を設けての実験を元に項目化、作成された。

 

これは余談だが…

その実験中、被験者数人は関係者の見守る中、ありえない死を遂げたという。